Flight 7 tour(2008/3/24大阪)
pm初のツアー、かつ初大阪ライブ(「8年もやってて… 」by Mr.杉山)、楽しんできました! このライブを待ち望んでいました。
初めてづくしなので、客層とかライブの雰囲気とか計りかねていましたが、概ね想像の範囲に収まり、違和感の中で2時間を窮屈に過ごすということもなくて良かったです。
オトナの音楽だし、世代的には僕と同じだけど、若い人が大勢でした。尖ってたり、ミーハーな感じが無くて、ポツポツと混じっていた僕らの世代も落ち着いて楽しめました。
(もう少し、オシャレな感じなのかなとは思ってましたけど…。)
会場はこじんまりしたライブハウスの体で、客席の真ん中にドリンクカウンターがありました。ドリンク別料金の注文必須という形式です。かなり通路も狭く、僕はライブの途中でトイレに立つのは嫌だし迷惑にもなるからビールやウーロン茶は避けて、だけどアルコールは少し欲しいから、トマトジュースベースのレッドアイを頼み最前列の席に着きました。席は入場順で、僕は早い内にライブハウスに直接インターネットで予約していたから先頭の方でした。ただ、時間的に余裕があったにも関わらず、またしても開場時間に遅刻してしまったときは、少し焦りましたけど。ステージは講堂のように高くなっているうえ、客席も後ろに行くに従って高くなるスロープ状なので、後ろの席でもよく見えたと思います。バックステージにはスクリーンがかかっていて、演奏中は音楽に合わせ、斬新な映像やカッコいいイメージビデオが流されました。VJはもちろん杉山さんです。
いよいよ開演時間になり、注意アナウンスもないまま会場は暗転し、pmの音楽が流れてきました。新アルバム「Flight 7」の中の「Pardon」という曲です。最初、CDが流されているのかなと思いましたが、ボーカルがなんか違うように感じ、よくよく聞いてみると「張り切ってお化粧したけど 写真撮影は禁止なのよ 目に焼き付けておいてね」とか「今日は退屈はさせないわ」とか、ライブ前の注意であることに気づきました。曲に乗せて、替え歌で注意アナウンスするなんて、オシャレですね。さすが! ただ、何人の人が気づいたかな?とは思いましたけど
(^^;
「Pardon」が終わり、バックミュージシャンとともにpm登場! 狭いステージに総勢10名です。杉山さんはベーシックなスーツ。最後にマリちゃんが登場しましたが、初めて生で見るマリちゃんは、ちょっと○○な井上和香という感じ…。ターコイズと黒の縦太ボーダー、大きな水玉も入ったブラウスに黒のスカート。それに合わせて髪飾りもターコイズの大きな花に黒い羽根が付いたものでした。(その後、2度衣装替え。最後は全員、初グッズのpmオリジナルTシャツ姿に。)
とにかく、最初から最後まで、僕の好きな曲、素晴らしい音楽ばかりなので、本当に楽しめました。リズムボックスとかコンピュータを多用した、ちょっと無機質っぽいステージなのかなという予測も一部あったのですが、全然違ってて、有機的なライブでした。
とにかく、ドラムとパーカッションの二人が中央に並び、左にはサックスとトランペット、ベース、右にはギター、キーボード、サポートボーカル、そしてセンターにはボーカルのマリちゃん、ギター&キーボード、そしてVJの杉山さんという態勢は、ライブはこうでなくっちゃという感じの、厚くて豪華な音でした。ミュージシャンは皆一流ですね。そのうえ、アコースティックコーナーやピアノ弾き語りコーナーまでもあって、堪能しました。MCも、ライブの流れを切ってしまうことのない適度さだったし、いくつかあったメドレーも、すごく自然な入り方で心地よく、全体的な流れがよく考えられてました。
最初、ボーカルがよく聞こえなかったように思いましたが、進むにつれ耳に届くようになりました。SAYAKA(松田聖子の娘)に似たサポートボーカルのミホちゃんもすごい実力派で、マリちゃんの衣装替えの間を繋いでいたフェイクはすごく良かったです。本当に好きな曲ばかりだから、我慢して聞かなければならない時間帯が無いというのは、とても有意義です。まったくだれることも無いし。
2曲目には早くも「SATURDAY」が。といっても、何度も言うように全部良い曲なので、順番はあまり関係なく、どの曲がどこに来ても満足です。ただ「太陽の接吻」も大好きな曲ですが、なぜかこの曲だけはテンポがすごく早く感じましたけど。
僕は、本編最後の「LOST IN YOU」になって、「今、pmの生のステージを見ているんだ」と改めて実感しては、長生きするもんだな、なんて思ってしまいました。
アンコールでは「STARS」「SUMMER BREEZE」と、ラテン系の曲を並べ、気持ちも盛り上がりました。もう最高潮! パーカッションなんか、ノリにノって思いっきり叩いてましたし、それを見て隣のドラムが苦笑しながらも楽しそうに叩いてたり、みんなが楽しんでました。アンコール2の「OCEANSIDE LINER」も良かったなあ。
だけど、オーディエンスは寛ぎすぎたのか、意外にも最後までスタンディングは無し。曲前にMCでスタンディングをちょっと促してくれたら良かったかもと思いました。僕は本当は立って踊りたかったんです。でも、一番前だから…。でも、一番前がやり出さないとダメなのかな。
スタンディングにならなかったから、pmを失望させたんじゃないかと気になってますが、僕らは本当に楽しめましたから、懲りずにまた是非関西でライブを開いて欲しいと思います。マリちゃんが終電を気遣ってくれてましたが、こんなライブなら終電に間にあわなかったとしても文句はありません。まったく疲れないし、一晩中聴いていたいです。
とにかく、また早い内にライブをお願いします。
Passion8 tour(2009/9/17大阪)
pmは活動8年目の昨年より、スタジオワーク中心のバンドからライブバンドへと活動形態をチェンジして、アクティブにライブを披露してくれるようになりました。
まだ2回目というのに、毎年のライブを僕はもう当たり前に思っています。
今回、会場はなんばHatch近く、難波駅からアクセス至便なFlamingo the Arushaでした。あまりキャパは大きく無いけれど、感じの良いきれいなところでした。例によってチケット代とは別料金でドリンク注文必須形式でしたが、ドリンク代500円とリーズナブルで、メニューとのバランスも合ってました。
パッショネイトな夜ということで、僕はキューバリブレ(ラムのコーラ割り。通常600円)をオーダーしました。炭酸で胃がパンパンに張ってちょっと苦しくなりましたが(^^;
また、立ち見チケットも出ていたようですが、ちゃんと通路以外に場所は確保されていましたし、通路には立たないよう係の人が注意・案内していました。これが当たり前だと思いますが、まったくどこかのライブスポットとは大違いです。(GENKI先生も次からここでやってくれたらなぁ。でも長時間ライブのGENKI先生だと時間的制約で難しいのかも。)
客層も良い感じです。女性がきれい。ただ、前回見かけられたマリフォロワーとおぼしき人たちはいなくて、今回は洋介フォロワーがすごく多かったように思いました。
メガネとヒゲとファッションがそっくりな感じ…。
僕はカウンター付近でキューバリブレを飲み干してから、開演数分前に席に着きました。今回も気合いを入れて(?)チケットを取ったので、すごく良い席でした。ホクロまでよく見えるぐらいに。ステージの上の方には大きなスクリーンがかかっていたので、今回も杉山さんがVJをされるのだと思いました。(実際は、意外にも使用されませんでした。)
そして、19:30定時きっちりに始まりました。さすがpmという感じです。
また前回は、無粋に感じる開演前の注意アナウンスを唄に乗せて粋にしてましたが、
今回は注意自体がありませんでした。
狭いステージに、ドラム、パーカッション、サックス、トランペット、ベース、ギター、キーボード、サポートボーカル二人、そしてボーカルのマリちゃん、ギター&キーボードの杉山さんと、総勢11名が並ぶ贅沢な陣営。
マリちゃんはPassion8のジャケットに合わせてオレンジ色の地に白い水玉のワンピース、今回も頭にはミホちゃんの羽根飾りがついてました。(衣装チェンジ後はネイビーというか紫っぽい無地のワンピース。名古屋出身だからドラゴンズカラー?)
マリちゃんは、開演前は体調が不調になってしまうぐらい緊張していたそうですけど、そんなそぶりをまったく感じさせることなく実に落ち着いて見えました。むしろ落ち着きすぎで、沈んでいるようにさえ見えたぐらい。
ただ、途中メンバー紹介でコーラスの二人を忘れてMCに入ってしまうこともあったので、やっぱり緊張してたのかも。(二人が後ろでやきもきしている姿が笑えました。)
サービスで、終演後に会場内でグッズにサインうんぬんという話までされてましたが、後のMCで、しゃべりすぎで時間が押したということで撤回されました。こちらは最初からそんなこと言って大丈夫かなと思ってたので、逆に安心というか納得しました。
曲については、本当に良い曲ばかりで、リラックスして聴けるのが良いですね。時として、苦行に思えるライブがある中、pmのライブでは充足した時間を過ごせます。2時間半もあっという間です。ノリの良い曲、しっとりした曲が比較的コーナーに分けられていましたし、今回も「(マリちゃんにとって)恐怖のコーナー」のピアノ弾き語りがありましたが、とても良かったです。MCは謙遜なんですね。堂々としても良いと思います。
今回僕は、なかなかメロディーラインが掴めませんでした。近すぎて、ギターやキーボードの音が聞き取りにくかったのかな。ドラムスティックがブラシの曲はメロディーもしっかり分かりました。ただ、決してリズム隊の音量は大きくなく、全体的にも控えめな感じでしたが。どうでしょうか?
あと、残念ながら今回もスタンディングは無し。イスが硬く、おしりが痛かった僕としては立ちたかったんですけど。今回は「立つのも踊るのも構わないので…」とマリちゃんが促してくれたのですど、(僕も含めて)みんな上品というか温和しいですね。「煽るのが上手じゃない」とも言ってたので、「座りっぱなしでおしりが痛いでしょうから、みんな一回立ってみましょう。」とか言って強制的に皆を立たせた後、曲を始めたらどうでしょうか。皆良い機会にして、喜んで踊るんじゃないかな。まあ、今回も、座ってても心の中では踊ってます!
ちなみに、本編終了が21:35、アンコール1が21:46、アンコール2つまり終演は21:56でした。なんか、キッチリしてる感じですね。
来年は10周年ということで、デビューした4月頃に特別な企画を考えられているそうです。9枚目のアルバムも出されるようだし。ミニアルバム2枚にして、10年で10枚にしようかとも(^^) それでも喜んで買いますよ。ライブは東京中心になるそうですけど、関西でも早い内にお願いします。