どこにアップしようか迷ったのですが、個人的な感想なので、ここ
にします。
下北山・山の音楽祭、参加してきました。報告を楽しみにして下さっ
ている方もいらっしゃるようなので、簡単ですがご報告致します。
当日、8月26日。まずは晴天で良かったです。その代わり暑かったです
けど、雨よりはずっとマシです。昨年、リハーサルを終えた伊藤敏博
さんが、下北山は(山の中だけど)南紀の海に近いことを知って、
「どおりで空の青さが違うと思いました。」と空を見上げながら
おっしゃってたのを懐かしく思い出しました。日焼けしてしまったけど、
とにかく天候に恵まれ、またお客さんもたくさん入ってくれて何よりでした。
ライブは、まず白井貴子さんのソロ、そのあとで河島英五さんとのジョ
イント、そして河島さんのソロ、アンコールでは、またお二人のジョイン
トという構成でした。
白井さんのソロの時、白井さんのたってのご希望で、地元の太鼓チーム
「桜鼓会」とのセッションがありました。初めての経験で、また練習時間も
なかったことから、メンバーは少し緊張ぎみのようでしたが、なかなかうまく
マッチしていたように思います。迫力も出て、すごく盛り上がりました。
次にジョイントですが、ステージチェンジする間、少しトークで時間をとる
ようにしました。それで、白井さんと司会者とで河島さんを呼び込みましたが、
ここでなぜかやたらと河島さんに対してヤジを飛ばす人が現れました。
どうやら酔っぱらっているようで、最初はヤジも面白く、みんなにも受けて
いたのですが、だんだんとしつこくなってきて迷惑になりはじめたところ、
その人に対して河島さんが「お前!うるさい!」と指さしながら、ステージ
の端まで出て注意されました。「ここまで来て恥をかかすな! 酔っぱらい
やがって。」などとビシッと注意してくれて、気持ちよかったです。酔っぱ
らいはそれっきり大人しくなりました。会場からは拍手と安堵の声が聞こえ
ました。
お二人のジョイントでは、河島さんが阪神・淡路大震災のあと、下北山で
作ったという「森へ帰ろう」を唄われました。すごく心に残りました。
ぜひ、みんなにも聴いてほしい。さすがは、名曲「酒と泪と男と女」を産み
出した人です。この「森へ帰ろう」は下北山で作られたということもあって
音楽祭のテーマ曲のように皆感じています。とにかく素晴らしい唄です。
このあとの河島英五さんのソロライブも大変盛り上がりました。
今回唄ってくれた新曲もすごく良い曲でした。河島さんがおっしゃってた
ように、じんわりヒットしていくことでしょう。ステージのバックにダムの
アーチがあるせいか、河島さんは「ここの音響は日本一良い!」と誉めて
下さいました。河島さんは最多出場、5回目です。大変気に入って下さって
いるようで、とてもうれしく思います。
これまで来て下さったアーティストの皆さんも「また呼んで下さい。」と
必ず言って下さいますが、本当に有り難く思います。
これも、(僕を除いて)実行委員会のみなさんの努力の賜だと思います。
僕もほんの少しだけお手伝いさせていただいていますが、コンサートの実現は
容易くないことがよく分かります。ありきたりな言葉ですが、小さな積み重ね
が大事なんですね。
アンコールでは再び白井さんが登場され、お二人で「酒と泪と男と女」を
唄われました。これまた、すごく良かったです。ホント、とっても。
そのほか、現在のサッカー日本代表の応援歌「元気だしてゆこう」も
盛り上がりました。
ライブ終了後、恒例の「お土産花火」は、111メートルの高さからの
「ナイアガラの滝」と、打ち上げ花火の木霊する音が、夏の終わりを切なく
感じさせるようです。大音響の後の虫の声が、秋の到来を予感させていました。
ライブも無事終わり、打ち上げ(食事)終了後、白井さんが宿舎に向かう
のをお見送りに出ていたのですが、思いも掛けず握手してもらえました。
そういうつもりは無かったのですけど(恥ずかしいし)、その場の流れ上で、
僕もご相伴に預かった次第です。
白井さんは「南アルプス天然水」のCMで、中学生ぐらいの女の子の
母親役(離婚して、お祖父さん役の大滝秀治さんのいる実家に戻って
きたという設定?)をしていたから、もう年齢的に高いのかなと思って
いたのですけど、とんでもない。お若くて、すごくキュートな素顔でした。
とにかくかわいらしくて、飾らなくて、愛想が良く、実行委員会の受けも、
とても良かったです。(マネージャーさんも、すごくかわいくて、美人
でした。その上、すごく愛想が良いんです。
やっぱり、サービス業は愛想が大事ですね。)
握手してもらえて本当に良かったです。
そう言えば(などと言ったら失礼でしょうか)河島さんも飾らないし、
また、すごくお若いです。娘さんたちもご一緒でしたが、その方たちの
パパに見えないくらいで。年々若くなっているようです。
お二人とも、翌日8月27日は、揃って同じテレビ番組(見られた方も
いらっしゃるかもしれませんが、午後1時からBS2で放送された「生中継・
全長157キロ熊野川下り・奈良・三重・和歌山」)に出られるために
残念ながら、ゆっくり滞在していただけず、翌朝早々にロケ地に向けて
出発されました。
僕は、昨夜の会場の後片づけをしたあと、皆と乾杯&昼飯を済ませて、
家に帰ってきたら、ちょうどその放送をやっていて、「あ、出てる。」
なんて、ついうれしくてずっと見入ってしまいました。
山の音楽祭が終わる度に、小さな宝石を一つずつ、誰かが僕のポケットに
入れてくれているような気がします。もう、来年が待ち遠しいです。それまでは
しばらく(今はようやくといった感じですが)、僕の時間を過ごしたいと
思います。